築41年になるマンションのリフォーム事例です。
当初のご依頼は、玄関・廊下及び隣接するサービスルームのクロスの貼り替えでした。
こちらのお施主様とは以前(2013年)にもクロスの貼り替えを担当させて頂いておりまして、今回が3回目のリピートになります。
お子様の就職やご結婚などで、それまで子ども部屋として使われていたお部屋をその都度弊社でリフォームさせて頂いています。
今回も、前回同様にお施主様がお住まいになられながらリフォーム工事を進める事になりました。
コロナウィルス感染症の影響が出始めた2月半ば、まずは北側のサービスルームのクロスの貼り替えを行いました。
荷物を運び出したところ、所々にカビの発生が見られます。
古いクロスの下地を活かしながら丁寧に剥がし、パテで下地調整を施した後、サンゲツのTH30292(イエロー)クロスで貼り替えました。
経年の汚れだけならまだしも、カビの発生について気になったので隣接する洗面所床下の点検口から床下の状態を確認したところ、浴室と洗面所の床下が想像以上に酷い状態であることが判明しました。
浴室の床スラブを支える主要な鉄骨が腐食していて、スラブはいまにも崩落寸前でした。
万一、入浴中に床が崩落したら大けがをする可能性があります。
お施主様も大変ショックを受けられていて、クロスの貼り替えは後回しにして、急遽水周り全体のリフォーム工事となりました。